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学パロ第2弾です。学パロ楽すぃぃ~((o(´∀`)o))
年長組の話も書きたい。おしゃれ番長にスパイ教師、用務員な学園長とか何それ美味しい。

学パロは原作・公式に準拠しつつも色々と捏造ってます。
キャラの性格も心持ち変化させて(るつもり)です。
ジュードは真面目な優等生は変わらず、ちょっぴりフランクというか軽い。
レイアは一途な元気っ娘は変わらず、女子特有のいやらしさが僅かに出てる感じ。
エリーゼはあんまし変えてなかった。

その辺をご理解の上、続きをどうぞ( ゚Д゚)⊃旦



私立エクシリア学園。昼休みの校舎は笑い声と美味しい匂いに溢れている。楽しい食事の時間。眠たい授業も面倒な課題も忘れて友人との歓談に夢中になる。学校生活の醍醐味の一つだ。
さて初等部と中等部のほぼ中間地点にある噴水庭園は、天気のいい日のランチスポットとして人気だ。今も多くの児童・生徒が弁当を広げくつろいでいる。その隅にあるベンチで、中学生2名と小学生1名という少し変わった組み合わせがいた。
ジュード、エリーゼ、レイアと並んで座る3人は初めて揃う面子だった。ジュードからレイアの話を聞いたエリーゼが彼女に会いたいと言い、ジュードが誘ってレイアが快諾した。
 
「あ、ほらエリーゼ、ほっぺたにご飯粒ついてる」
ジュードは甲斐甲斐しくエリーゼの世話を焼いている。エリーゼの頬についた飯粒を取り、ついでに彼女の口元をティッシュで拭ってやる。少々過保護だが優しい兄と、それに甘える可愛い妹。彼らを見た者は大体がそう評するだろう。事実、ジュードに懐き中等部へ顔を出すようになったエリーゼと、それを笑って迎え入れるジュードという光景はここ最近見られるようになったものだが、その微笑ましい光景は既に大多数の教師・生徒に受け入れられ、一部では癒される、羨ましいと人気である。それはレイアも同様で、仲のいい兄妹然とした2人を間近で見られるならと一緒に昼食を食べることにしたのだったが。
 
(取ったご飯粒ってフツー食べる?)
エリーゼの頬から取ったやった飯粒を平然と口に入れたジュードにレイアは内心で突っ込んだ。幼い頃は自分も食べカスをつけてはジュードによく指摘されていたが、取ってもらった記憶はない。
(あと顔近いって!)
口元を拭ってやるだけなら手を伸ばせば十分なのに、何故顔を覗き込むようにするのか。ジュードの表情は宝物を慈しむそれだ。されるがままのエリーゼの頬にはのほんのり朱がさしている。
甘い。2人の纏う空気が甘ったるい。自分も赤面しそうになるのを抑え、レイアはひょっとして自分はお邪魔虫ではないかと思った。
(何かこの2人、アヤシイんですけどぉ!)
 
ジュード・マティスはそこそこモテる部類に入る。成績優秀、スポーツもできる。人当たりが良く真面目で、背は低めだが顔は悪くない。ついでに両親は医者。少々面白みに欠けるが優良物件だ。しかし本人にその自覚はなく、また異性への関心も薄いようで、告白されても異性との噂は立ったことがない。
だからレイアはジュードとの関係がなかなか進展しなくても、それほど焦燥感を覚えたことはなかった。ジュードと親しい女子など幼馴染のレイアくらいだろう。その点でレイアは他の女子より優位に立っているはずだった。
だがエリーゼはどうだろう。
エリーゼがジュードと出会った経緯も聞いている。久しぶりの学校で心細かったところに手を差し伸べてティポごと救ってくれた人。幼い彼女が淡い恋心を抱くには十分なエピソードではないか。
ジュードも自分を慕うエリーゼを好ましく思っているのは明白だ。エリーゼは可愛い、将来はきっと美人になるだろう。彼女が成長すればジュードの感情が変化することもありうる。
では自分はどうだろう。ジュードが好きという気持ちなら誰にも負けない、と思う。でも。
 
「…イア。レイア!」
間近で自分を呼ぶ声に、レイアの意識は急浮上した。声の元をたどるとジュードだった。
「あ、えっ、うん。何?」
「何って。委員長会議終わったよ。いつまで座ってるの?」
そうだった。今はもう放課後で、委員長会議に出席して、議題は修学旅行で、それから?
「…レイア。旅行委員の選出期限は?」
「あーっと…いつまで?」
覚えていなかった。というか話を聞いていなかった。始終上の空で、意見を求められた時も生返事をしてしまった気がする。苦笑して誤魔化すレイアに、仕方ないなとジュードは眉を下げた。
「帰ろう。会議のメモ、コピーさせてあげるからさ」
 
通学バスから電車に乗り換えて自宅の最寄り駅へ。途中コンビニへ寄ってコピー機の列に並んで、ついでにあんまんを買って、夕暮れの住宅街を歩いた。
「ねぇレイア、もしかして具合悪い?」
常より口数の少ないレイアに、ジュードが心配そうに問いかけた。そういえば昼休みも様子が赤くなったり青くなったりとおかしかった。
「だ、大丈夫だよ!元気!」
ほら、また。レイアは辛いのをギリギリまで我慢してしまう性格だ。誰かが注意しなければ、彼女は無理をしてパンクしてしまう。
「まぁ食欲はあるみたいだけど」
あんこついてると指摘して、ジュードはティッシュを差し出した。レイアが我慢してしまう原因の一端はジュードだ。それを知っているからジュードはレイアを放っておかない。
「じゃあ悩み事?」
「そりゃ、人間だから悩みくらいあるよ」
「エリーゼのこと?」
「……」
当たりか。レイアとエリーゼはちゃんと話したのは今日が初めてだ。様子がおかしくなったのはそれから。加えて図星だと唇を突き出すのはレイアの癖だ、わかりやすい。
「結構仲良さそうに見えたけど。苦手?」
「違う、けど…何か」
かっこ悪い、私。呟いてレイアは汚れたティッシュを丸めてポケットへ突っ込んだ。
 
「ね、ジュード、訊いていい?」
「どうぞ」
レイアの家はもうすぐだ。あと数分で着いてしまう。わざとゆっくり歩いて少しでもこの時間を長く続けたい。けれど2人は立ち止まらなかった。
「…もし、もしもだよ。エリーゼに…告白されたら付き合ったりする?」
レイアに初めて芽生えた不安。好きな人をとられてしまうかもしれない焦り。今更だ。
「うーん…付き合う、かな?」
「嘘っ!?」
「嘘だよ…多分」
かっこ悪い、私。幼馴染だからって何もしてなかった癖に、何もしてない年下の女の子に嫉妬して、挙句ジュードに悟られた。かっこ悪いなぁほんと。
 
「何それ!多分って曖昧~」
「仮定の話だからね、断言はしないよ」
レイアは嘆息して、上目でジュードを睨んだ。ジュードは眉を下げてレイアをたしなめる。あ、ちょっと困ってる。いい気味だ。いつの間にあんな可愛い子捕まえて、天然タラシめ。内心で憎まれ口を叩いて、しかしレイアは思った。自分はそんな彼にもっと前から捕まっている。
レイアは意を決して告げた。近い将来の、確定した話を。
「じゃあ…私が告白したら付き合う?」
「付き合わない」
「嘘っ!?」
「嘘」
 
多分ね。ふっと目を細めてジュードが微笑んだ。彼が大事なものを見る時の表情だ、レイアは何度もそれを傍で見てきた。自分は彼に大事に思われているとわかる。けれどエリーゼの時のそれと少し違って見えるのは、恋する少女の欲目だろうか。
「…断言しないんだ」
「言ったでしょ?仮定の話だって」
今はね。どちらともなく呟いた言葉は音にならずに消えた。レイアの家はもう目の前だ。
 
「じゃあねジュード!明日は私、朝練あるから!」
「僕はないよ。寝坊しても起こさないからね」
「自分で起きれるもーん」
 
大きく手を振って、さようなら。今度エリーゼにお弁当を作っていこう。お菓子を食べて、女の子の秘密話も沢山しよう。
かっこいいお姉さんにならなきゃね。
 
 
 
 -------------------
 
初等部は月曜だけお弁当の日で火~金は給食というMY裏設定。
エリーゼのお弁当はジュードが作ってるという話も実はあったんですが、入れるとテンポが悪くなるのでやめました。
あとジュードとレイアは学級委員長です(クラスは別)
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